コラム 2019.06.10
防音マンションの暮らしについて
騒音トラブルが心配な人、騒音トラブルに悩む人におすすめしたいのが防音マンションです。ここでは防音マンションで暮らすメリットや防音マンションの種類、さらに物件の選び方のポイントなどをご紹介します。
防音マンションで暮らすことのメリット
防音マンションで暮らすおもなメリットとして、以下のようなものが挙げられます。
*自室が騒音の原因となって周囲の住戸に迷惑をかけるリスクが激減する
*周囲の音もシャットアウトできるので周りの騒音を気にせず自分たちのペースで生活できる
*ホームシアターやカラオケ・バンド演奏・ゲーム実況など、仲間や家族で幅広い楽しみ方ができる
音に関して近隣住戸に迷惑をかけず、かけられることもなく、自室内で存分に好きな音や声を出して楽しめる、これこそが一般的なマンションやアパートでは得られない防音マンション特有の快適性です。
4つの代表的な防音マンションの種類
防音マンションの種類として、
*楽器可マンション
*RC造マンション
*共用の防音室があるマンション
*物件そのものに本格的な防音構造をほどこしたマンション
などが挙げられますが、厳密な意味で防音マンションと呼べるのは、最後に挙げている「物件そのものに本格的な防音構造をほどこしたマンション」だけです。
楽器可マンションも防音構造がしっかりしているイメージがあります。ですが実際は防音構造にはなっておらず、オーナーの判断だけで楽器可としている物件が少なくありません。この場合は住居者の間で「楽器の音が聞こえるのはお互い様」という認識が共有されているはずなので、当然のように音はダダ漏れです。
RC造マンションは、木造や軽量鉄骨造のアパートやマンションに比べると多少は音が軽減されます。ですが、それでも「防音」とまで言い切れるレベルではありません。
共用の防音室があるマンションも、あくまで音がシャットアウト・カットされるのはその共用の防音室を使っているときのみです。そのため、自室の防音性能自体は通常のマンションと変わらず、一般的なアパートやマンションと同様に注意しなければなりません。
一方、物件そのものに本格的な防音構造をほどこしたマンションは、自室そのものが防音室となっているものです。日々の生活において音で迷惑をかけるリスクと周りの音で迷惑をかけられるリスク、そのどちらも激減できるのが大きな魅力です。本当の意味で防音マンションに暮らす際のメリットを得たいのであれば、自室にしっかりと防音構造がほどこされた本物の防音マンションを選ぶ必要があります。
本格的な防音マンションを見極めるため4つのポイント
本格的な防音構造がほどこされているマンションを見極めるには、以下4つのポイントが重要です。
*具体的に「RC造の○倍以上の遮音性能目標値」など、防音性能がきちんとわかる物件であること
*防音の構造が二重・三重などの多重防音構造であること
*床や壁・天井だけでなく窓やドア・換気システムの部分にまで防音対策がなされていること
防音マンションらしき物件を見つけて今後の住まいの候補とする場合は、これらのチェックポイントをクリアできるかどうかについてもしっかりと確認しておきましょう。防音構造について特許が取得できている物件は、さらに信頼性が高いのでおすすめです。
まとめ
チェックポイントをすべてクリアできる本物の防音マンションを選んで快適生活を実現しよう
音に関するストレスをかけることもかけられることもない快適な暮らしを実現するためには、本物の防音マンションを選ぶことが大切です。
防音対策は、自分が快適な暮らしを送るためだけでなく、近隣トラブルを未然に防ぐうえでも欠かせない要素です。
具体的な遮音性能目標値の表記や、多重防音構造の実現、窓やドア・換気システムなどの細かい部分も含めた、防音対策などの条件がクリアできている物件を選びましょう。
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