「隣人がうるさい!」と、隣人の騒音が気になっていてなんとかしたいと思っていませんか?
隣人の騒音に対処するためには、大きなトラブルに発展してしまわないよう正しい対処法をとる必要があります。
また、自分も騒音の原因になっていないだろうか?と気になることもありますよね。
そこでこの記事では、隣人がうるさい場合の原因やその対処法、また有効な防音対策をご紹介していきます。
1. 隣人がうるさい!よくある騒音の原因とは
アパートやマンションなど集合住宅では、「隣人の音が気になる」といったクレームやトラブルが少なくありません。
「うるさい」と感じやすい音としては、
- 話し声や笑い声
- 足音やくしゃみなどの生活音
- 掃除機・洗濯機などの家電の音
- 子どもの音や泣き声
- 楽器の音
など、様々な音が原因になり得ることがあります。
また、一般的な音量の話し声や生活音であっても、深夜や早朝などに周りに配慮しない方が隣人にいる場合には騒音の原因となるでしょう。
楽器は基本的に楽器OKの物件以外では演奏不可のため、そうではない物件では入居時に想定していない楽器の音が騒音の原因となることもあります。
こういった一般常識がなかったり、ルールを守らなかったりする人が隣人にいると、より「うるさい」と感じるケースが多くなるでしょう。
1-1. 建物自体に原因がある場合も
音の伝わり方は、材質や壁の薄さ、築年数などその建物によって異なります。
そのため、話し声が筒抜けであったりと隣人がうるさいと感じてしまうのには、建物自体に原因があるということもあるでしょう。
一般的には、RC造(鉄筋コンクリート)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)が防音性が高く、次に重量鉄骨・軽量鉄骨、そして一番防音性能が低いのが木造だとされています。
築年数の古いアパートなどは木造が多いこともあり、音漏れしやすいと言われていますね。
2. 隣人の騒音が気になるときの対処法
騒音は一度気になり出すと、大きなストレスとなることもあります。
特に深夜の騒音などの場合には、睡眠がとれないなど実際に心身に被害が出ることもあるでしょう。
隣人がうるさくてどうしても耐えられない、という場合には、とれる対処法がいくつかあります。
まずは、次に紹介する3つの方法を参考にしてみて下さい。
2-1. 大家さんや管理会社などに相談する
集合住宅の場合、はじめに大家さんや不動産の管理会社に相談してみましょう。
住宅街での隣人の騒音などの場合は、役場の生活課など自治体に相談するのがよいですね。
入居者のトラブルやクレームに関して対応するのも大家さんや管理会社の業務のひとつです。
できるだけ大きなトラブルにならないよう隣人に取り合ってくれるでしょう。
意図的に騒音を出している人は少なく、うるさいと感じる隣人本人も無意識の内に音漏れなどを引き起こしてしまい、周りの方に迷惑がかかっていることに気付いていない場合もあります。
第三者を通して伝えてもらうだけでも止まることもありますので、有効な対処法のひとつと言えます。
2-2. 自ら防音対策を行う
建物自体にも問題がある場合や、一般的な生活音、隣人の方が子どものいる家庭などではよほどの騒音でなければ大家さんや管理会社へ相談しにくいですよね。
そういった場合は、自ら部屋の防音対策を行うという手もあります。
防音対策を行えば隣人の音も軽減できたり、自分の部屋からの音漏れを防ぐ可能性が高まります。
自宅で行える防音対策・グッズについては5章でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
2-3. 弁護士や警察に相談する
管理会社に相談しても一向に治まらない、明らかに度を超えた騒音であるという場合には、弁護士や警察に相談することも対処のひとつです。
軽犯罪法においては、第1条14項で「公務員の制止をきかずに、人声、楽器、ラジオなどの音を異常に大きく出して静穏を害し近隣に迷惑をかけた者」は「拘留または科料に処する」として定められています。
前科がつき刑事罰を受ける可能性もあるとして、弁護士や警察から隣人に対して法的な観点を含めた注意や警告をしてもらうことで、騒音に対する効果が期待できるでしょう。
また、生活音程度では動いてくれませんが、真夜中に大きな楽器の音がする、意図的に大きな音を出しているなど逸脱した行動であれば警察が注意してくれることもあります。
3. 防音対策には引っ越しも有効
前述したように、生活音など止めるのが難しい騒音や建物自体に原因がある場合など、解決が難しいこともあるでしょう。
隣人がうるさいことで自分が手間をかけるのは納得いかないこともあるかもしれませんが、心身に影響をきたさないためにも「引っ越し」は、確実に効果がある方法のひとつとして視野に入れておくと良いですね。
新たな物件を選ぶ上では、また隣人の騒音に悩まされることがないようその建物の防音性に着目しましょう。
隣人の騒音に悩まされた経験があると、「自身も騒音の原因になっていないか?」「迷惑になっていないか?」と気になることもあるかと思います。
騒音被害も防げるうえ、自身も騒音の加害者になってしまうことを避けられるため、防音物件を選ぶのもおすすめです。
「サウンドプルーフ」ではその構造から建材、設計まで防音性能にこだわった防音マンションをご用意しています。
防音物件に興味がある方は、ぜひ詳しい情報をご覧ください。
4. 対処のポイント・注意すべきこと
隣人がうるさくて対処したいという時に、一刻も早く解決したいからと焦って行動するのは避けましょう。
対処の際には、気をつけなければならないこともあります。
4-1. 「壁ドン」や直接の苦情は避ける
隣人がうるさく、イライラした結果やってしまいがちなのが、俗に言う「壁ドン」や直接隣人に苦情を言いに行くということです。
これは、相手を逆上させたりとさらに大きなトラブルにつながってしまうこともありますので避けてください。
あくまで冷静な対処を心がけ、必ず管理会社など第三者をはさんで対応しましょう。
4-2. 騒音被害の証明ができるよう記録しておく
管理会社や警察などに相談する場合には、被害の具体性と証明が必要になります。
音がする曜日や時間帯、話し声・足音・楽器の音などどんな音がするのかなど、具体的に話ができ、証拠となるようメモを取っておきましょう。
可能であればボイスレコーダーなどで実際の音を録っておくとより分かりやすく、強い証拠となりますね。
また、うるさいのが本当に隣人なのかどうかも確かめておいたほうがいいでしょう。
上下や斜めの部屋などの音が、壁や天井を伝って響いてる場合もあります。
5. 気軽にできる防音対策
隣人の音が気になるというときには、自ら防音対策を行う対処法もあるということをご紹介しました。
自宅で気軽にできる防音対策や取り入れやすい防音グッズには、以下のようなものがあります。
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深夜の音が気になって眠れない場合など、比較的安価で手軽なのが耳栓やイヤホンですね。
話し声程度であれば十分遮ることができるでしょう。
また、家具の配置を変えるだけでもある程度音を遮ることができます。
収納棚や本棚など、背の高い家具を音のする壁側に設置しましょう。
ポイントとしては、棚の中にできるだけ物を詰めておくことと、壁から少し離して置くということです。
壁との間に空気の層を作ることで、より音を和らげることができます。
外からの音を遮る効果のある遮音カーテンを取り付けたり、賃貸でも貼ってはがせるタイプの防音シート・遮音材などを壁に貼るのも、費用は掛かってしまいますが防音にはもちろん効果があります。
まとめ
隣人がうるさい時には様々な対策が取れますが、建物自体に問題がある場合や生活音など対処しにくい音の場合もあります。
どうしても音が気になってしまうという場合には、騒音を気にしなくて済む防音マンションへの引っ越しもおすすめです。
「サウンドプルーフ」の防音マンションなら、騒音に悩むことが無くなるのはもちろん、自分でも隣人への迷惑を気にせず様々な趣味を楽しむことができます。
もう騒音で悩みたくないという方は、「サウンドプルーフ」の防音マンションへの引っ越しを検討してみてはいかがでしょうか。