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理想のライフスタイルを叶える防音マンション サウンドプルーフ 防音コラム
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電気代の節約にもなる「防音サッシ」で騒音・音漏れ対策!

防音対策 /
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「外からの騒音がうるさい……」「窓を閉めているのに部屋が冷える」なんて悩んでいませんか?じつはその原因の1つが、窓なんです。

窓ガラスが薄かったり、窓枠がすでに曲がっていたりする場合は、窓に問題があることに気付きます。しかし、新築の厚い窓ガラスでも、音のトラブルや室内環境の悪化は起きるのです 

そんなときに活躍するのが、「防音サッシ」!自宅リフォームのなかでもリーズナブルに行えるうえ、工期も短いので、防音対策しやすい部分でもあります。

そこで今回は、防音サッシの効果やデメリット、リフォーム費用などについてご紹介。DIYについても解説するので、自分だけの防音サッシを作ってみてくださいね。

 

1.「防音サッシ」とは?普通の窓とは気密性が違う!

多くの建物には、アルミ製のサッシが使用されています。あなたの自宅も、シルバーのサッシではありませんか?

じつはこのアルミ製のサッシには隙間が多く、音や風はいともかんたんに部屋のなかに侵入してくるのです。

一方「防音サッシ」はアルミではなく、ゆがみがあっても隙間を作らない、樹脂などの材質を使用しています。隙間がないということは、気密性が高いということ。そのため、音や風が出入りしづらくなり、騒音対策・室内の冷え対策が可能になるのです。

もともとのアルミサッシをなくして防音サッシに取り換えることも可能ですが、リフォーム費用が大きくなるうえ、賃貸ではなかなか実現できません。そのため、窓の内側にある木枠部分に防音サッシを取り付け、「二重サッシ」にすることが多いです。

 

2.防音サッシでどんな音漏れが改善される?

 

音や風の侵入を防止する防音サッシですが、どのような音に効果的かご存知ですか?外からの騒音だけではなく、室内の音漏れまで防げちゃうんです。

発生する音の種類を下の表にまとめたので、騒音被害に悩む人・音漏れが気になる人は、当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。

 

①外からの騒音
・車や電車の音・工事の音・道行く人の声・隣の家の音・室外機の音

②室内の音漏れ
・楽器の音・家での話し声・テレビの音・音楽・歌声・ペットの鳴き声

 

騒音や音漏れの種類についてご紹介しましたが、これらはすべて「空気音」と呼ばれるものです。固体が振動して伝わる音ではなく、空気に振動が伝わって音が発生します。

たとえば、マンションでは隣の部屋から話し声やテレビの音が聞こえることがありますが、これは壁から伝わっているだけではありません。音が隣の部屋の窓から抜けて、自分の部屋の窓を通って伝わってくることもあります。だからこそ、騒音対策には窓のリフォームがおすすめなのです。

 

3.窓ガラスが厚くても音が聞こえる理由

 

最近では、窓ガラスに厚いガラスや二重になったペアガラスを使用している部屋も。ガラスが厚いと、音が通りにくかったり寒さ対策になったりするイメージもありますが、じつは通常のガラスとほとんど変わりません。

というのも、先ほどもお伝えしたように、騒音となる空気音はアルミサッシの隙間をくぐりぬけてやってくるからです。ガラスがいくら厚くても、サッシがスカスカでは、質のいいガラスの長所をうまく引き出せていないということ。

ガラスを厚くするだけでなく、サッシの気密性にも目を向けて窓を改善していってくださいね。そうすれば、ガラスと防音サッシの相乗効果で快適な室内が実現するはずです。

 

4.騒音対策に必須!防音サッシの効果とデメリット

騒音対策はもちろん、室内の音漏れも防げる防音サッシ。快適な生活を送ったり、プライベートを守ったりするのに必要なものです。

ここからは、そんな防音サッシの効果や、取り付けたことで起きるデメリットについてもご紹介します。取り付ける前に、生活するうえで障害となることはないか理解しておきましょう。

 

4-1.防音サッシの効果とメリット

窓の近くにいると、冬はすごく冷えますよね。長いカーテンをかけたり、ダンボールを貼ったりすると寒さが軽減されるといわれるほど。そのくらい窓のサッシは風を通しやすく、部屋を冷やすのです。

先ほども説明したように、防音サッシは一般的なアルミサッシに比べて気密性が高く、音・風を通しません現在の窓の内側に取り付けて二重サッシにすることで、効果はさらにアップ。室内の空気を逃がさず外からの風を防ぐため、冷暖房が効きやすくなるのです。冬の寒い日も冷たい風を通さないので、暖房の温度設定も低めで充分暖かです。

また、冷たい空気が温かい部屋へ入りこむのが、アルミサッシが室内で結露する原因です。その点防音サッシは結露の心配がないので、結露によるカビの発生を抑えることもできます。

騒音・音漏れを防ぐだけでなく、涼しく温かい部屋や、カビなどのトラブルのない部屋を実現するのが防音サッシのメリットなのです。

 

4-2.防音サッシのデメリット

プライベートを守り、室内環境をよくする防音サッシ。しかし、いいことばかりではありません。

防音サッシをいつでも無料で取り付けられればいいのですが、リフォームするとなると費用が必要です。窓のサイズやガラスの種類などによっても費用は変わりますが、数百円・数千円ではできないので、悩まれる方も多いのではないでしょうか。そんな方は、DIYで自作してみるのもおすすめですよ。

また金銭的な問題だけでなく、二重サッシにする場合は、2つの窓の開け閉めやインテリアの問題などもでてきます。現在のアルミサッシを取り外してリフォームすることも、インテリアに合わせて窓枠を変更することも可能なので、まずはリフォーム業者に相談してみてくださいね。

 

 

5.窓ガラスによって効果が違う!あなたに合うガラス3選

防音サッシを取り付けるとき、窓ガラスにもこだわるとさらなる効果が期待できます。どんな効果が得られるかはガラスによっても違うので、あなたの希望に合うものを探してみましょう。

ここからはおすすめのガラスを3つご紹介するので、選ぶときの参考にしてくださいね。

 

5-1.遮熱高断熱型複層ガラス

複層ガラス

画像引用:YKKAP

複層ガラスとは、2枚でできた窓ガラスのこと。「遮熱高断熱複層ガラス」は室外側が遮熱型、室内側が断熱型で組み合わさっています。熱をコントロールしやすいため、外からの冷気や熱をカットし、室内の涼しさ・暖かさを逃がしません。

そんな遮熱高断熱複層ガラスには、以下のような効果があります。

・夏の日差しをカット

・紫外線カット

・冷暖房の効率アップ

 

夏の日差しや紫外線をカットできるので、昼間にカーテンを開けていても快適に過ごせるのがポイント。日焼け対策にもなるので、お肌を美しく保ちたい女性にとっても嬉しいですよね。

さらに冷暖房がよく効くようになるので、省エネ・節約にも。夏や冬の電気代はどうしても高くなりがちなので、遮熱高断熱複層ガラスを選んで光熱費を抑えましょう。

 

5-2.真空ガラス

真空ガラス

画像引用:スペーシア

「真空ガラス」も複層ガラスの一種です。通常複層ガラスは、ガラス同士の間が10mm以上あいていることが高性能だとされていますが、真空ガラスの間は0.2mm。この0.2mmの空間を真空に加工しているのです。

真空にすることで薄くなり、シングルガラスと厚みは変わりません。それなのに断熱効果が4倍にものぼる、高性能ガラスです。

 

5-3.合わせガラス

合わせガラス

画像引用:日本硝子

「合わせガラス」は防音合わせガラスとも呼ばれる、防音に特化したものです。2枚のガラスの間に防音フィルムを挟むことで、ガラス面の振動・共鳴を抑えることに成功しました。どんな音にも効果的で、車や電車の騒音・楽器の音・動物の鳴き声なども、窓ガラスが遮断してくれます。

しかも2枚が合わさっているため、割れたときもガラスの破片が飛び散りにくいのが特徴。ちいさなお子さまがいるご家庭では、とくに安心ですね。

「防音に特化した窓を造りたい」「安全性にも配慮したい」という方におすすめのガラスです。

 

 

6.防音サッシのリフォームを依頼した場合の費用・工期

 

防音サッシのメリット・デメリットや、ガラスの種類についてご紹介しましたが、「実際に取り付けるにはいくらかかるの?」なんて気になりますよね。

たとえば、1つの窓を二重サッシにするのであれば、費用は59万円・工期は1日で終わります。4つの窓をリフォームするとなると、費用は2530万円・工期は13日となるのが相場です。

もちろんランクの高いガラスを選ぶとそのぶん費用も高くなり、窓のサイズによっても費用は変わります。まずは査定を行ってから、リフォームを検討してくださいね。電気代の節約にもなるので、よく冷暖房を使用される方は長い目でみるとお得になるはずです。

 

■安く抑えたいならDIY!防音サッシを作る方法

もともと物づくりが好きな方や費用を安く抑えたい方は、DIYで造っちゃうのもおすすめ。工具を揃えたら、さっそく取りかかってみましょう。

防音サッシを作るときに必要な材料は、以下の3つ。

・ポリカーボネート中空構造板

・カブセ

・ガラス戸レール

まず、窓の寸法に合わせてガラス戸レールを切断しましょう。窓の内側の木枠(上下)に、切断したレールを貼りつけます。

次にポリカーボネート中空構造板を、高さ「窓の内寸+7mm」・幅「窓の幅÷2+30mm」の大きさに整えてください。カブセをポリカーボネート中空構造板の縦部分に取り付ければ、パネルのできあがり。

最後はレールにパネルをはめて、隙間テープで隙間を埋めましょう。これで自作防音サッシの完成です。

 

7.まとめ

防音サッシは外からの音や室内の音漏れを防ぐ、気密性のあるサッシです。さらに隙間風まで防いでくれるので、夏は涼しく、冬は暖かい環境を低コストで実現します。

リフォームやDIYについてもご紹介しましたが、お部屋が古い場合は窓枠にぴったりはまりにくく、自作が難しいことも。確実な効果を得たいのであれば、プロに任せるのがおすすめです。特にマンションの場合、持ち家・借家に関わらず、勝手にDIYを行うことは控えましょう。

現在の窓を改善して、室内環境を快適にしてみましょう。暮らしやすさだけでなく、省エネ・節約にも繋がりますよ。