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とにかく簡単!写真で分かる!ドラム初心者にお勧めの練習方法

音楽 /
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ドラムを叩いている人

テレビやライブでドラム演奏に興味を持たれる皆さんの中には、体の芯に響くドラムの音を自分で奏でてみたい!という思いはあっても、ドラムの練習方法が分からないために二の足を踏んでいる方もいらっしゃると思います。この記事では基礎である姿勢やスティックの持ち方等をご紹介させて頂きます。記事内容が皆さんのドラム演奏への後押しとなれば幸いです。

 

1. 最初が肝心!抑えるべき重要な基礎の基礎

ドラムの練習方法は8ビート・16ビートを叩く、シャッフルビートを叩くといった形で色々とありますが、それよりも前に必要な演奏姿勢やスティックの持ち方、ドラムの叩き方を中心に記載させて頂きます。最初に基本を抑えておかないと、変な癖が付いてしまってから修正を行うのは容易ではありません。最初だからこそ基礎を徹底的に意識して頂くことが重要です。

 

1-1. ドラム演奏の基本姿勢

ドラム演奏の基本姿勢

演奏の姿勢で重要なポイントは2点です。

1点目はリラックスをした姿勢であること。当たり前と思われるかもしれませんが、肩の力を抜いてリラックスした姿勢を取るということは結構難しいことです。演奏時には背筋を伸ばすという意見もありますが、背筋を伸ばす=リラックスしていない状態となってしまうので、理想的なのは軽く猫背のような姿勢にすることです。悪い例のように極端な猫背は良くありませんが、軽い猫背というのは方の力を抜いた状態となるのでお勧めです。

2点目は足の付け根が座面の淵に来る形で浅く腰掛けることです。ドラムが上達すればするほど、左足の動きは激しくなってきます。椅子に深く腰掛けてしまうと、太ももが椅子の座面に当たるため、足が動かし辛くなってしまいます。椅子は浅く腰掛けるということを初めの内から意識して体で覚えましょう。

尚、椅子の高さに関しては写真の良い例・悪い例共に、膝の頭が太ももの付け根よりも下にくる形となっています。膝の頭の位置を上に持ってくると、上げた分だけ踏み込みに力を入れることができるので重みのある強い音を出すことができますが、初心者の方には少し難度が高いです。まずは楽に演奏ができるという点を重視して、膝頭を太ももの付け根より下げる(90°ではなく100°くらいのイメージ)形で椅子の高さを調節しましょう。

 

1-2. スティックの扱いに関する基礎を覚えよう

スティックの持ち方は大きく分けると「レギュラー・グリップ」と「マッチド・グリップ」の2種類があります。ジャズ系のドラマーはレギュラー・グリップを好み、ロック・ポップス系のドラマーはマッチドグリップを好むという傾向があります。一般的な持ち方は、マッチド・グリップとなりますので、そちらを重点的に解説させて頂きます。

「マッチド・グリップ」

マッチド・グリップ

マッチド・グリップは親指と人差し指でスティックをつまみ、他の指は添えるだけというイメージでスティックを持ちます。どの場所でも無理なく強く叩くことが可能なので、ドラム初心者の方にはこちらの持ち方をお勧めします(レギュラー・グリップの場合、左側のクラッシュシンバル等を上手に叩くには相当な練習と慣れが必要になります)。

 

持ち方1
スティックの下から1/3位の所に人差し指の第一関節を当てましょう。
ドラムスティックの持ち方

持ち方2
人差し指と親指でスティックをつまみます。
ドラムスティックの持ち方

持ち方3
残りの指を添えるイメージで軽く握り込みましょう。
ドラムスティックの持ち方

持ち方4
人差し指の第一関節の上にスティックを乗せ、親指の爪がスティックの先端に真っ直ぐ伸びる形で持つことができていれば、マッチド・グリップの握り方は完璧です。
ドラムスティックの持ち方

 

「レギュラー・グリップ」

レギュラー・グリップ

繊細な音を奏でることができるというメリットがありますが、初心者には扱い辛い握り方です。左右で持ち方が異なるので慣れるのが大変なことはもちろんのこと、左右の音量バランスが取りにくく(左手側が弱くなってしまいます)、スネア、ハイハット等もマッチド・グリップのように簡単に叩くことができなくなってしまいます。

編集部のお勧めとして、初めはマッチド・グリップでスティックを持って頂く方が、右手も左手も無理な態勢になることなくドラムを叩くことができますので、マッチド・グリップをお勧めさせて頂きます。

 

1-3. クラッシュシンバルの叩き方

クラッシュシンバルは曲の転換点で叩かれたり、曲にメリハリを与えるという意味で非常に重要です。叩き方次第で耳障りな音が出てしまったり、シンバルを割ってしまう可能性もありますので注意が必要です。

 

「叩き方の良い例」

クラッシュシンバルの叩き方の良い例

上記の写真の赤丸で囲っている部分で叩く(スティックのチップ(先端)よりのショルダーで叩く)ことで、無駄な音量を省くことができますので良い音(シャーンという音)が奏でられます。また、力任せに叩くのではなく、手首のスナップを効かせることも良い音を奏でるために重要なポイントです。

 

「叩き方の悪い例」

クラッシュシンバルの叩き方の悪い例

上記のように、スティックの真ん中で叩くと「グヮーン」という形で大きな音は出ますが、綺麗な音とは捉えられません。また、シンバルを割ってしまう確率が上がってしまいますので、スティックの叩く位置を意識するようにしましょう。

 

1-4. スネアの叩き方

スネアドラムはドラムのリズムパターンにアクセントを付けるのに使われます。かなりの頻度で叩くことになりますので、慣れてきたら単調に叩くだけでなく抑揚を付ける、手で打面を抑えてリム(ドラムを固定する枠)を叩く等、幅広い叩き方で活用することができます。

スネアの叩き方

スティックのチップ(先端)が肩の位置にくるように構え、打面の中央を狙ってスティックを振り下ろしましょう。ポイントは力を込めて叩くのではなく、手首のスナップを効かせることを意識して叩くことです。

慣れてきたら、打面の真ん中ではなく端の方を叩く(高音が出ます)、打面の真ん中とリム(枠)を同時に叩くオープンリムショット、打面を手で抑えてリムだけを叩くクローズドリムショット(リズムを取るような「カッカッカッ」という音)といった形で、叩き方を分けることで奏でる音の種類を増やすことができます。

 

1-5. ハイハットの叩き方

ハイハットはスティックの当て方、ペダルの踏み方を変えることによって音色を変化させることができます。8ビート、16ビートの違いによってスティックの当て方を変える叩き方が一般的です。

「ショルダー部分で叩く」

ハイハットの叩き方

スティックの先端から1/5位までを意識して、ハイハットのエッジ(端)を狙って叩きます。主に8ビートの刻みで使われることが多い叩き方です。

 

「チップ部分を使って叩く」

ハイハットの叩き方

スティックの先端を使い、ハイハットの中心とエッジの中間辺りを狙って叩きます。主に16ビートやシャッフル・ビートを刻む際に使われることの多い叩き方です。

 

「ペダルの使い方」

ペダルを踏むと2枚のハイハットが閉じ、ペダルから足を浮かせると2枚のハイハットは開いた状態になります。ペダルは、爪先を上げてかかとは地面につける形で踏みましょう。足全体で踏むと、ペダルを踏む音がうるさいだけでなくリズムを崩しやすいので、必ず爪先で踏むことを意識しましょう。

 

1-6. バスドラムの叩き方

バスドラムは、スティックではなくバスドラム・ペダルを踏み込んで音を出します。踏み込み方の重要な点は、下記の良い例のような形で、かかとは常にペダルから離しておくことです。かかとを付けて演奏する方法もあるのですが、相当強い筋肉が無いと何曲も演奏すると足がつります。初心者の方は、下記写真の良い例にあるかかとを上げて踏み込む方法をお勧めします。

バスドラムの叩き方

普段、かかとを浮かせて何かをするという機会は少ないかと思います。練習のイメージとして大切なのは「貧乏ゆすり」です。普通の貧乏ゆすりでは、爪先が地面から離れることはありませんが、よりイライラした状態をイメージして激しく貧乏ゆすりを行って頂くと、爪先が地面から離れてきてバスドラム・ペダルを踏み込む理想の形を作れます。

 

1-7. タムの叩き方

タムは、腕を伸ばした状態でスティックが無理なく打面に届く位置にセットしましょう。叩く位置は打面の中央を意識して叩くようにすると良い音が出ます。

タムの叩き方

タムは連打することが多いのが特徴ですが、連打する場合にはチップ(先端)で軽めに叩くことで筋力への負担を減らすことができます。一方で連打では無く1回だけ叩くといった時には、リムショット(チップを打面中央に、ショルダーをリム(銀枠)に当てる)を行うと強調された音が出るのでお勧めです。

 

2. ドラム練習の具体的イメージ お勧め動画3選

1章で基本的な叩き方をご紹介させて頂きましたが、実際にリズムを取って練習を行うにはどうしたら良いのか?と思われる方もいらっしゃると思います。この章では、具体的なドラム練習を行う第一歩としてお勧の動画を紹介させて頂きます。

 

2-1. 叩くリズムを学ぶのに最適な動画

今日からドラム練習を開始します!といった形で、ドラムのことを全く知らない方でも、この2つの動画を見て頂ければリズムを奏でることが可能です。メトロノームを使って、正確にリズムを刻む練習方法の紹介がされているので、是非この動画を見ながら練習をスタートさせてみて下さい。

 

「リズムを取って叩く 基礎編」

引用:Youtube 初めてのドラム練習方法 1

 

「リズムを取って叩く 応用編」

引用:Youtube 初めてのドラム練習方法 2

 

2-2. 初心者でも1曲演奏ができる驚きの動画

練習を始めたばかりとはいえ、何か曲を弾きたい!と思う方は数多くいらっしゃるかと思います。そんな想いを叶える素晴らしい動画がありましたので、ご紹介をさせて頂きます。ただ、練習をするだけでは面白く無いと感じることもありますので、是非この動画を見て頂き、1曲弾けるという自信と楽しさを感じて頂ければ、更なるドラム演奏の上達に繋がると思います。

 

引用:Youtube 初心者が30分で一曲?ドラムレッスン

 

3. まとめ

音楽で生計を立てているプロの方に聞いた話ですが、「楽器演奏の上達方法は基礎を体に染み込ませて、演奏することを楽しむことが重要」と話されていました。基礎をしっかりと身に付けて頂き、ドラムを叩く楽しさを持ち続けて頂くことで、きっと素晴らしいドラム演奏ができるようになります。