スタジオ等で生ドラムを演奏した後、自宅でも練習をしてドラム演奏を上達させたいと思う方は多いはずです。

家で出来る練習として、膝を叩いてリズムを取る・雑誌を箸等で叩く等の練習はあまり効果が無いためお勧めできません。とはいえ、生ドラムの大音量を自宅で出すと、近隣からのクレームは必須・・・。さぁどうしようか？とお悩みの皆様、是非この記事を読んで下さい！

自宅で効果的なドラムの練習を行うためには、練習に適したグッズが必要です。この記事には、ドラム自宅でドラム練習を行うグッズ情報を詳しくご紹介させて頂きます。

ドラムを自宅で練習することでドラムの演奏技術が上がり、スタジオ等で生ドラムを演奏することが益々楽しく感じられるようになるはずです。

１．お勧め自宅練習用パッド３選

スタジオ等と違い、自宅でドラムの大音量を出せる環境がある方は少ないです。ドラムパッドを用いて練習を行うことで音の問題を解決でき、生ドラムに近い形のスティックコントロールを身に付けることが可能です。

パッドに関しては色々な種類がありますが、今回は「ミュート」・「リアリティ」・「バランス」という３つの特徴から、お勧めのパッドを紹介します。

お勧め電子パッド３選

1-1.　消音性に優れたパッド　Prologix

消音性に優れたパッドとして、よく挙げられているのはメッシュタイプの商品ですが、叩いた感じがスカスカといったデメリットがあります。そんなデメリットを解消している商品が「Prologix」です。こちらの商品はウレタンを素材に使っている為、消音効果は勿論のこと、練習に十分なリバウンドを感じることができるので叩き甲斐がありお勧めです。

Prologix6 Green Logix Pad　　価格3,520円

（引用：イケベ楽器店）

1-2.　生ドラムに近い、リム付パッド　YAMAHA TS12S

リムが付いているパッドを選ぶと、叩いた時の角度が悪い場合にリムに当たり、ミスショットであると気付くことができるためお勧めです（リムとは金属の枠のことを指します）。正確なショットの練習だけでなく、リムショットの練習も行えるため、生ドラムに近い感覚でドラム練習が可能です。注意点としては、リムショットは金属フレームを叩くことになるため、割と大きな音が出てしまいます。夜間帯等の練習でリムショットを行う場合は気を付けて下さい。

YAMAHA TS12S　　価格7,200円

（引用：イケベ楽器店）

1-3.　バランス性抜群のパッド　EVANS RF12G

大きさ約30ｃｍで打面が広く叩きやすく、膝に置いて叩くと床への振動が無いため静かです。また周囲にある八角形の木枠もリムの代わりに叩けば、金属製リムまでの効果は無いですが、十分にリムショットの練習ができます。より本気で練習を行いたい時には、スネアスタンドを別途購入して下さい。

EVANS RF12G　価格4,400円

（引用：イケベ楽器店）

2.　お勧め練習用キックパッド２選

練習用キックパッドの種類は非常に少ないですが、代表的な物として３種類のキックパッドが周知されております。代表的な３種類の中の１つに関しては、パットの構造が中空でビーター（※ビーターとは、キックパッドを叩く物です。下記写真のような形で、メーカーにより形等が異なります）のが当たる音に反響するため消音効果があまり期待できません。今回はお勧めの２商品をご紹介させて頂きます。

ドラムビーター　（引用：amazon）

お勧めキックパッド２選

2-1.　多数の愛用者を抱えるキックパッド　Pearl BD-10

おそらく最も有名な練習用キックパッドです。ドラマーにとって大切な足のコントロール練習を行うには最適です。また、消音効果の高いウレタンパッドが使用されているので、消音効果にも期待できます。本体底面の滑り止めが弱い為、ヨガマット等を敷いて練習を行うことをお勧めいたします。

Pearl BD-10　　価格4,730円

（引用：amazon）

2-2.　海外の有名ブランドのキックパッド　DW CPPADBDSS

ペダルの最高峰DW製でSteve Smithがプロデュースしている海外で人気の高い商品です。打面の高さが調節できるので、ビーターの長さに合わせた調節が可能となっています。こちらの商品も滑り止めが弱いため、足元に何か敷く対策が必要となります。

DW CPPADBDSS　　価格10,346円

（引用：amazon)

3.　おすすめのドラムスティック５選

ドラムスティックを選ぶ際に重要なポイントは「長さ・太さ」・「チップ（先端）形状」・「材質」の３点です。この条件を満たしている５つの商品が最もお勧めできるドラムスティックです。まずは、店頭でお勧めの５つの商品を手に取って、自分の手に一番馴染む物を使って下さい。

お勧めドラムスティック5選

3-1.　ドラムスティックのサイズ

一般的にドラムスティックは、5A・5B・7A等といった形でサイズが分かれます。スタンダードになるのは「5A」で、長さが400ミリ前後、グリップの直径が14.0～14.5ミリです（厳密な定義があるわけではないので、各社によって数値が若干変わります）。5Bは5Aよりも一回り大きいサイズで、大きな音が出せますが重量があるので筋力や握力が必要となります。また7Aは5Aより細くなるので、繊細なタッチが必要となります。以上の理由から、スタンダードの5Aというものが一番使いやすいのでお勧めです。

3-2.　打面の面積が重要なチップ形状

ドラムスティックのチップ分類

（引用：なる楽器）

チップ形状は、上記写真の種類に分類されます。丸型や樽型のチップですと、角度が変わっても打面の面積があまり変わらないので扱いやすくお勧めです。

3-3.　ドラムスティック３つの材質

ドラムスティックの種類には、オーク・ヒッコリー・メイプルの３種類があり、特徴は上図に記載している形です。スティックコントロールが行いやすく、ロックからジャズまでの全てのジャンルに対応できるヒッコリーがお勧めです。

4.　お勧めのメトロノーム３選

メトロノームはドラム練習を行う際、正確なリズム感・タイム感を習得するために絶対に必要です。リズム感・タイム感を養うことに最適な３つをご紹介させて頂きます。尚、メトロノームのアプリも世の中には多数存在しますが、時間計測にズレを生じる等の不都合があることが多いため、あえてお勧めさせて頂くアプリはありません。

お勧めメトロノーム３選

4-1.　圧倒的な音質　BOSS Dr. Beat DB-90

プロユースの多機能モデルでトレーニング以外にも、ライブ・ステージでも使える優れものです。最大のおすすめポイントは「音」です。電子メトロノームは、電子音なので音は良くないですし、とても長時間鳴らすにはうるさくて耐えられません。ところがこの商品は、音が非常に良いので長時間鳴らしていても全然平気です。

BOSS Dr. Beat DB-90　　価格14,320円

（引用：amazon）

4-2.　大きめのスイッチで操作性重視　TAMA Rhythm Watch  RW200

大きなスイッチや素早い調整を可能とするテンポダイヤルで操作性が抜群です。更にお勧めの点ですが、フットスイッチを接続すると、スタート・ストップが足で操作できるため非常に便利です。

TAMA Rhythm Watch  RW200　　価格8,910円

（引用：amazon）

4-3.　お手頃価格で高機能　BEATLAB mini

測定後はリズム・キープの得点と全体の傾向をディスプレイに表示するので、振り返りながら自分のリズムのクセを見抜ける機能が付いているのでお勧めです。また、一般的なメトロノームではBPM上限が２５０ですが、この商品は３００まで対応しています（BPMとは、１分当たりの拍数を表します。例えば、「BPM＝１２０」といった場合、１分間に４分音符が１２０個入る速さでという意味です。）。価格に関しても4,780円と手軽に購入できる金額となっています。

BEATLAB mini　　価格4,780円

（引用：amazon）

5.　お勧めの電子ドラム２選

より本格的にドラム練習を自宅で行いたい方には、電子ドラムがお勧めです。電子ドラムですと防音設備の無い普通の住宅でも演奏することが可能です。価格に関して50万円を超えるような電子ドラムは、プロの方が使う物という認識を持って頂ければ大丈夫です。一般的には10万円以下の物で十分ストレス無くドラム練習が可能です。今回はコストパフォーマンスに優れている商品を２点ご紹介させて頂きます。

お勧め電子ドラム２選

5-1.　まさかの2万円台で購入できる電子ドラム　MEDELI DD401J-DIY KIT

電子ドラムの中で最も安い商品です。梱包から取り出して組み上げる時間が１時間程度掛かってしまうというのが難点ですが、パッド類ごとに音色や音量・配置位置を自由に設定できるので，自分好みにセッティングできる為、購入者の満足度は非常に高い評価を得ている商品です。コストパフォーマンスは最高と言わざるをえません。

MEDELI DD401J-DIY KIT　　価格24,149円

（引用：amazon）

5-2.　人気のRoland製、充実のトレーニング機能　Roland V-Drums Kit TD-1KV

自宅での練習に最適な低騒音のビーターレス・キック・ペダルで、音の問題にも配慮された商品です。コーチ・モードという上達するのに効果的なトレーニング機能やレコーディング機能が搭載されているため、充実したドラム練習が可能です。価格も5万円台と電子ドラムの中では、比較的安価で買いやすい値段です。

Roland V-Drums Kit TD-1KV　　価格59,400円

（引用：amazon）

6.　まとめ

今回ご紹介させて頂きましたアイテムをご使用頂ければ、スタジオ等に行かなくても自宅でドラム練習を行うことが可能です。あまり費用を掛けることなく、ドラム練習が可能となりますので、これから本格的にドラムに携わろうか？と、お悩み中の方にも最適です。

自宅でドラム練習を行うことで上達スピードが上がるだけでなく、スタジオ等で生ドラムを叩いた際に大きな開放感を感じることができます。ますます、ドラム演奏が楽しくなることは間違い無いので、是非自宅でドラム練習を行ってみて下さい。