
趣味などで楽器を演奏している方、今後楽器を始めたいという方にとって、困るのがその練習場所です。
楽器は大きな音が出るため自宅、特に賃貸の物件では近隣への迷惑や騒音トラブルのリスクが気になるけれど、他にどこで練習したらよいのだろう……とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、管楽器の中でも大きな音が出やすいトランペットをピックアップし、賃貸物件で練習したい場合の防音対策や、自宅以外でおすすめの練習場所をご紹介していきます。
1. トランペットは賃貸物件でも演奏できる?
賃貸物件に暮らしている方にとって、騒音問題はトラブルの元となりやすく、日常生活でも気を付けたいところです。
トランペットなどの楽器も当然自分以外の人にとっては騒音となり得るため、何の対策もせず自由に賃貸物件で演奏する、というのは難しいでしょう。
近隣の方に迷惑をかけずに練習ができるよう、配慮や工夫が必要になりますね。
1-1. トランペットは管楽器の中でも音が大きい
楽器の演奏は前述した通り騒音トラブルの原因となりますが、今回ご紹介するトランペットは、様々な管楽器の中でも特に大きな音が鳴りやすい楽器です。
音域が中高音となるため壁などに反射しやすく、重低音と比較すると隣室などに抜けにくいという点では防音対策がしやすいとは言われていますが、音量としては110dB以上の音が出ます。
数値だけを見るとジェット機並みの音だと言われており、しっかりと対策する必要があることが分かりますね。
2. 賃貸物件で練習するためのトランペット防音対策
それでは、できるだけ自宅で練習がしたいという方に向けて、賃貸物件で可能な防音対策についてご紹介しましょう。
どの方法にもメリット・デメリットがありますので、しっかりと理解しておくのが重要です。
2-1. ミュート(弱音器)を使用する
まずは、ミュートと呼ばれる音を小さくするための専用の機器を使用することです。
ベルの部分にはめたら後はいつも通りに演奏すればよく、手軽に減音ができます。
購入のコストはかかりますが、製品によっては時間帯等に配慮すれば賃貸物件でも練習できる程度の音量にすることができるでしょう。
2-2. 自宅ではマウスピースのみで練習をする
コストもかからずすぐに行えるものとしては、賃貸物件で練習する際はマウスピース練習のみにする、という方法もあります。
ウォーミングアップや基礎の練習としてやる方も多いと思いますが、音は出せないけれど練習がしたい、感覚を忘れないようにしたいという場合にもとりあえずマウスピースの練習だけでもしておくのは効果的です。
2-3. ユニット型防音室を設置する
防音性の高い環境を手に入れる方法として、防音室を設置するという手もあります。
賃貸でも導入可能なユニット型の防音室では、遮音性能Dr-30〜40ほどが主流となります。隣室など周囲に音が漏れないようにするには、自分の住む物件の遮音性能も考慮しながら、十分な性能のものを選ぶようにしましょう。
この方法のデメリットとしては、値段の問題があります。
防音性能が低い簡易的なものでも20万円ほど、しっかりと防音できるユニット型のものでは安くても50万円はかかってしまうでしょう。
また、賃貸の物件では、オーナーの許可がもらえない・耐荷重を超えてしまうなど、そもそも防音室の設置自体が難しいこともしばしばあります。
2-4. 楽器可物件に住む
根本的な対策として、賃貸でも楽器可の物件に住む、というのも1つの方法です。
しかし、楽器可物件だからといって防音対策がしっかりしているというわけではなく、
・楽器演奏相談など防音対策がなされていない物件
・演奏時間や楽器に制限のある物件
なども多く見られます。
防音対策のしていない物件では自分も他の住人の楽器の音が気になってしまう可能性もありますし、防音性能が高くなく制限のある物件では、そもそもピアノなどのみで音の大きいトランペットは演奏が不可とされている物件もあります。
楽器可物件に引っ越す場合には、条件をしっかりと確認しましょう。
3. 自宅以外でおすすめの練習場所
賃貸物件で練習するには音を出さない・小さくする対策を施すしかなく、トランペットの上達のためにはやはりしっかりと音を出して練習がしたいと思う方も多いでしょう。
自宅以外でできる限り気軽に利用しやすい練習場所として挙げられるのが、次のような場所です。
3-1. 音楽スタジオ
まず、有料で借りることができる音楽スタジオです。
スタジオにもよりますが、大体1時間で500円~3,000円ほどで借りることができますね。
毎日お金を出してスタジオに行く、というのは厳しいかもしれませんが、しっかり練習したいときには気兼ねなく演奏できるためおすすめです。
3-2. カラオケ
カラオケも、楽器を練習するのに利用している方が多くいますね。
カラオケは24時間営業をしているところも多いため、夜でも時間を気にせず練習できるのが良いポイントです。
スタジオよりも気軽に行きやすい場所ですが、カラオケによって楽器演奏を推奨しているところとそうでないところがあるため、事前に確認し、許可をとって行いましょう。
また、カラオケはどうしても音が漏れることも多いため、隣の部屋の音が気になってしまう方や、練習中の音を聴かれるのが恥ずかしい、という方には向かないかもしれません。
3-3. 野外
公園や河川敷、高架下などの野外も、伸び伸びと練習ができるスポットのひとつです。
人目が気になってしまう方には少し恥ずかしさがあることと、季節・天候などによっては練習しにくいことやできないこともあるため、自分が練習したいタイミングでいつもできるわけではないということはデメリットになるかもしれませんね。
また大きな懸念点として、場所や時間帯によっては近隣の住民などに警察に通報されてしまい、トラブルになる可能性があるということがあります。
当然ですが野外で練習する場合には、周囲への配慮を怠らないことが重要になるでしょう。
4. トランペットの練習には防音賃貸マンション「サウンドプルーフ」がおすすめ!
様々な防音対策はご紹介しましたが、賃貸で完全に騒音のリスクをなくすのは難しいでしょう。
そこで、できれば自宅で気兼ねなく練習したいという方におすすめなのが、防音賃貸物件です。
「騒音トラブルを避けたい」
「トランペットの演奏など、趣味を思い切り楽しみたい」
そんな防音性能を重視した暮らしをしたい方に向けて、防音賃貸マンション「サウンドプルーフ®」では、コンサートホールと同様の多重防音構造と壁や天井、窓、ドアに至るまで徹底した防音設計により、高い防音性能にこだわった防音賃貸物件をご提供しております。
サウンドプルーフでは、音楽や映画などを楽しみやすい音響の良さにこだわった音響防音構造、グランドピアノなど大きな楽器や音の響きを楽しみたい方におすすめな二重防音構造のほかに、さらに防音性能にこだわった三重防音構造の物件をご用意。
重低音や大音量でも安心できる三重防音構造であれば、トランペットをはじめ金管楽器の演奏も可能です。
賃貸物件で暮らす中で騒音の問題が気になる、トラブルの心配をせず自宅で楽しくトランペットを練習したいという方は、防音賃貸物件という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
5. まとめ
今回は自宅でトランペットを演奏したいという方に向けて、防音対策や手軽に利用しやすい練習場所について詳しくご紹介しました。
楽器の中でも大きな音の出るトランペットは賃貸物件で演奏するとなると騒音が気になりますが、毎日練習したい、気軽に演奏したいという思いを叶えるには、やはりご自宅で演奏ができれば嬉しいですよね。
より防音性能を重視しており、周囲を気にせずトランペットを楽しみながら生活したいという方は、ぜひ「サウンドプルーフ」の防音マンションをご検討ください。